重度障害の当事者が人間を描く

重度障害の当事者である作家の市川沙央さんが芥川賞を受賞しました。
当事者が重度障害の実情をユーモアを交えて伝えている文学書です。
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、
私の身体は生きるために壊れてきた。」
障害者の苦悩を知らない健常者はこの文章に衝撃を受けた読者も
多いようです。

当事者だからこそ伝えられる、障害者の日常や考えをぜひ広く知って
と個人的には思っています。
まだまだ『障害』のくくりで生活や社会活動が制限される実情があります。

この芥川賞受賞が障がい者に希望を与え、世の中に障がい児者の日常
に関して認知が広がることを期待しています。